株式会社しめしめ

日記や、経済時事ネタの評価をしています。

また、潮目が変わりそうです。

 秋の足音が聞こえてくるこの時期、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

 9月13日の記事やはり潮目が変わったか。。。で、何となく変化が起こりそうだと感じていましたが、その後の1か月で大きな変化がありました。(1)ベラルーシ軍とロシア軍が合流(2)円安の2点です。

 

(1)ベラルーシ軍とロシア軍が合流

 ベラルーシウクライナ戦争当初から、ロシア寄りを明言していました。最近は、軍隊の合流にまで発展しています。イランの武器供与疑惑もあり、西側諸国とロシア陣営に分かれつつあることが、はっきりしてきました。北朝鮮のミサイル実験や軍事演習も、その一環でしょう。歴史上、2極化は大きな戦争につながる可能性が高いため、嫌な展開です。

 ➡ 国内では、防衛予算の増に伴う費用負担が議論されています。増税するのか、社会保障費を削るのか、いずれにしても国民が負担する話です。この期に及んで、国債発行はないと思いたいです。

 

(2)円安

 10/19AM現在、円の対ドルレートが149円台前半です。8/12は144円台だったので、5円(3.5%)も円安になってしまいました。2021年1月は104円だったので、2年弱で43%も円安です。悪いインフレ(コストプッシュインフレ)などといろんな方が解説していますので詳細は省きますが、国民の困窮が目に見える形で現れてきました。

 2021/11/22 情報提供の頭の整理 で円安に良い・悪いはない、高度経済成長期と現在では経済環境が違う点について書きました。2021/12/10 これまでの情報提供のおさらい では、近代経済史をおさらいしました。今見返すと大筋で予想通りですが、不動産価格の下落は外しました。急激なインフレで、不動産価格が2極化してしまいました。

 ➡ 円安が急激に進むと、国民の怒りが噴出し、政府批判が高まってきます。ここまでくると政府は、効果の有無は分かりませんが、何らかの対策を講じるでしょう。株の世界では、「政策に売りなし」という格言があります。要注意ポイントです。

 

(3)中国とイギリスの動向

 潮目が変わるタイミングか分かりませんが、中国とイギリスの動向についても、注意が必要です。

 中国は全人代で習氏の3期目入りが報道されているようですが、1年前に中国恒大危機が始まり、まだ続いています。全人代期間中、中国GDPなどの発表が延期されました。中国の景気の底割れは、日本の輸出を減らします。イギリスはトラス首相が減税政策を発表し、トリプル安を引き起こしてしまいました。この2国は、世界的な金融危機を引き起こさないか、中止する必要があります。このタイミングで金融危機になれば、リーマンショックのように、ドミノのように多くの国の危機を招くでしょう。

 

 さて、上記(1)~(3)に関連して予想されることを考えてみましょう。頭の体操です。将来を予言するものではありません。

 

 2023年4月には、新日銀総裁が就任します。このタイミングで、政策金利公定歩合)を上げるであろうことは、多くの方が予想しています。結果として、国債の価値が下がります。同時に、変動金利の利率が上がります。住宅ローンを払えなくなる、事業資金金利が上がり経営破綻する会社が増える、国債の利払いが増大し国家予算を圧迫する、などが考えられます。公共投資も、減額されるでしょう。

 ➡ 次に予想されることは、何でしょうか?増税です。

  ➡ 増税で不十分な時には?

    2024年上半期に予定されている新紙幣導入時にデノミするかもしれません。

 

 そもそも、新総裁就任まで国民生活が持つか、金利アップを前倒ししないか、気を付けましょう。私は、2023年3月までにフラット35で家を買おうか、検討したいと思います。

 

 このブログを書きながら国会中継を見ていると、旧統一教会の問題についていろいろやっています。今回ものらりくらりと嵐が過ぎ去るのを待つのでしょうか? 国内経済の混乱と比較すると、違和感を感じます。

 

 ピンチの時は、チャンスです。情報は、皆に対して平等に流れています。アンテナを立てていないと、目の前を通り過ぎていくチャンスに気付くことすらできません。これからの半年間は、最も重要な期間になることでしょう。このチャンスを、皆で大いに楽しみましょう!

 

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。