久しぶりに深酒し、ダラダラ過ごしています。正真正銘の無職になった現在、のんびりできる時間の有難さをかみしめています。
なかなかここまでのんびりすると、ふと少し前まで熱く議論されていたMMT理論が今どうなっているのか気になり、少しググってみました。予想通り、ほとんど新しい記事はありませんでした。新型コロナからの経済再生 “資本主義”を封じ込めろ 経済アナリスト 森永卓郎さん NHK特設サイトが、懐かしく感じます。
MMT=現代貨幣理論=「自国の通貨を持つ国家は債務返済にあてるお金を際限なく発行でき、政府債務や財政赤字で破綻することはない」という考え。インフレ圧力のない国で実現可能。
円安が更に進み、ついに150円を突破しました。バラマキ政策で円の価値が希釈されているので仕方ありませんが、コロナ禍の影響緩和のために仕方のない面もあったと思います。しかし、大円安相場と注意すべき円キャリートレードの巻き戻し | トウシル 楽天証券の投資情報メディアの中で以下のように述べられています。
日銀が輪転機で刷った円で政府の借金を帳消しにするというインフレの方向性は、これから、日本国債や円に対する信認を揺るがすことになるだろう。量的緩和政策は<国民の預金を連帯保証人とするインフレ政策>である。
経済学者のルートヴィヒ・フォン・ミーゼスは、「中央銀行の刺激策で上昇したものは、インフレや弱気相場にかかわらず、必ず下落する。それは時間の問題であり、どれだけ(下落が)深刻なのかという問題である」と語った。
「信用拡大でもたらされた好景気は、結局のところ崩壊するのを避ける手段がない。残された選択肢は、さらなる信用拡大を自ら断念した結果、すぐに訪れる危機か、ツケを積み上げた結果、いずれ訪れる通貨制度を巻き込んだ大惨事かだけである」
(ルートヴィヒ・フォン・ミーゼス)
個人投資家がバブル相場につぎ込んでいいのは、失ってもいいお金だけである。
これは、今後起こるであろう日本国民の苦難を予言していると思います。日銀が金利上昇を容認し円高傾向に向かう瞬間、国内の色々なバブルが弾けるのでしょう。個人的には一時は円高に振れると思いますが、その後、より厳しいトリプル安(円安・株安・債券安)に見舞われるのではないかと、危惧しています。
今は、ピンチをチャンスに変えるための正念場だと、私は思います。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。