株式会社しめしめ

日記や、経済時事ネタの評価をしています。

不景気になってきました

 先ほど北海道で、震度4の地震があったようです。今朝は千葉県で震度5強、5/5の能登半島震度6強など、地震が続発しています。気をつけようはないですが、皆様もお気を付けください。

 

 4/25のしめしめする場所についてからだいぶ間もあいてしまいましたので、最近の世の中の動きを考察してみたいと思います。

 

 3/17のバブルが崩壊したかもしれませんで、「これから1年くらいダラダラと景気が減速し、長い不況に陥る可能性が高い」と書きましたが、FRBが利上げした影響でしょうか、5/1にはファースト・リパブリック・バンクが破綻したそうです。じわじわと金融不安が広がっている印象です。

 日本では「物価高倒産」、累計1000件を突破 4月は75件発生、10カ月連続で最多を更新したそうです。

4月は全体の倒産件数は610件と前月を下回るなかでも、「物価高倒産」は増加した。倒産件数全体に占める「物価高倒産」の割合は3月の8.3%から4月は12.3%と大きくなっている。  業種別にみると、「建設業」(23件、構成比31%)がトップ。次いで「製造業」「運輸業」(各13件、同17%)、「サービス業」(12件、同16%)、「小売業」(7件、同9%)と続いた。

・・・要因別にみると、「エネルギーコスト」と「人的コスト」が25.0%で最多となり、『運輸業』ではこの2要因が大部分を占めた。

 エネルギーコストと人的コストが原因とありますが、競争力のないゾンビ企業がいよいよ倒産しはじめた印象です。

 

 倒産が増えると労働力が流動化し、人手不足の業界に流れそうなものですが、「人手不足倒産」が急増、4月は過去最多の30件発生 需要の急回復による「人手不足リスク」が表面化では、まだまだ人手が足りないようです。見落としている要因がありそうですが、分析にはもう少し時間が必要なようです。最近流行りのリスキリングにも関係しそうです。

 従業員の離職や採用難等により人手を確保できず、業績が悪化したことが要因となって倒産した「人手不足倒産」は、2023年4月に30件判明した。2013年1月に集計を開始して以降で最も多くなった。コロナ禍直前の2020年1月以来3年2カ月ぶりに20件台となった先月(21件)に続き、アフターコロナに向けて需要が急回復するなかで急増している。

 また、従業員や経営幹部などの退職・離職が直接・間接的に起因した「従業員退職型」の人手不足倒産も、2023年1-4月で23件判明した。前年同期(14件)から大幅増となるなど、従業員の転退職による倒産が今年に入り存在感を増している。

 

 日本はまだ利上げが始まっていませんが、ゼロゼロ融資の返済とともに息切れ倒産が増加しているということは、国の借金 1270兆円余りで過去最大 新型コロナや物価高対策得でということなので、イールドカーブコントロール(YCC)をやめた時が恐ろしいです。利上げでゾンビ企業が倒産し、あぶれた労働者が他業界に流れるも、雇用が足りず失業者が増えることになるでしょう。

 

 財政は破綻しないとのネットニュースも散見されますが、貿易赤字が拡大している状況では、いつまで借金できるのか不安です。

22年度経常黒字は54.2%減 資源価格高騰と円安が影響(毎日新聞)

 財務省が11日発表した2022年度の国際収支(速報)で、海外とのモノやサービス、投資の取引状況を示す経常収支の黒字額は前年度比54・2%減の9兆2256億円だった。年度ベースでは、14年度(8兆7031億円)以来8年ぶりの低水準となった。資源価格の高騰と円安で貿易赤字が過去最大となったことを反映し、大幅に減少した。

 

 いずれにせよ世の中が不安定化している印象は拭えず、コロナ禍の緊急事態から違う段階に入ったように感じます。それが個々人のビジネスにどう影響するのか分かりませんが、今こそ踏ん張りどころです。頑張ってチャンスに変えていきましょう!

 

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。