株式会社しめしめ

日記や、経済時事ネタの評価をしています。

 辺野古座り込みに対する論破王「ひろゆき」氏発言から考えたこと

 サッカーワールドカップで日本がクロアチアに惜敗しましたが、日本サッカーの実力が上がっていることが良く分かる大会でした。4年後も楽しみです。

 

 北朝鮮、日本海と黄海へ向けて130発あまりの砲撃を実施(ABEMA TIMES)の影響なのか、朝からスクランブル連発で轟音が響いています。こんな状況なので、辺野古座り込みに対する論破王ひろゆき氏発言を再考してみました。詳細は「1日3回20分の座り込み」に意味ある?…ひろゆきの辺野古ツイートに基地反対派が「完敗」した根本原因 「長いものに巻かれる」という日本人の残念な国民性 |に譲るとして、先の大戦で甚大な被害を受けた沖縄県民が基地に反対することは当然ながら、ひろゆき氏は座り込みの方法に対して論破し、日本社会がそれを受け入れた(沖縄の反論がいまいちだった?)ことについて、危機感を抱きました。

 防衛省抑止力を高め、国民保護の対応迅速化を強調 15旅団の「師団」格上げで 浜田防衛相(沖縄タイムス)で沖縄の自衛隊を増強し、岸田首相、防衛費5年約43兆円と指示とのニュースも流れています。

 

「1日3回20分の座り込み」に意味ある?…ひろゆきの辺野古ツイートに基地反対派が「完敗」した根本原因 「長いものに巻かれる」という日本人の残念な国民性 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

 今回、子どもたちのスターである、ひろゆき氏が基地反対運動や左派文化人たちを「論破」したことで、このような若者の「無力感」はもっと進んでいくのではないか。

 マスコミは、基地反対運動は盛り上がっているように報じているけれど、“僕らのヒーロー”ひろゆき氏が現地で暴いたように、実際は、「誇張」や「嘘」によって、自分たちの活動の成果を過大にアピールしている。

 

 やっぱり、国が決めたことに個人が歯向かったり、デモとか座り込みで社会を変えるなんてことは、できるわけがないのだ。国や社会が決めたルールには「ハイハイ」と黙って大人しく従っていた方が賢い生き方だ――。そんな「羊のように従順な若者」が増えていくのではないか。

 

 大切なポイントなので繰り返しますが、辺野古座り込みを行っている人は戦争回避を日本国やアメリカ政府に主張していますが、のひろゆき氏の座り込みに関する方法論は、そもそも議論にならないはずです。しかし国民の多くは、ひろゆき氏が論破したと理解しています。

 

 このブログは「しめしめ」を目的としているので、政策やイデオロギーなどは取り扱いません。

 

 ではなぜ日本の将来を危惧しているかと言えば、アベノミクス以来、財政規律(国家予算と税収のバランス)が悪化の一途をたどり、コロナ禍で拍車がかかっているにもかかわらず、更に財政支出(国家予算)が増えるということです。ないはずの袖を振れば、どこかにしわ寄せが行くはずです。多分、日本国民の預金や財産でしょう。日本は1946年にインフレや預金封鎖、資産課税によって当時の国債をチャラにしたことがあります。2024年の新札発行を機に、同じことが繰り返されないとも限りません。

 

 1946年の預金封鎖などについて、詳しくは預金封鎖 - Wikipedia戦争が起こると税金はどうなる? ~終戦後に起きた課税と預金封鎖 | 辻・本郷 税理士法人https://www.mof.go.jp/pri/research/seminar/fy2022/lm20220519.pdfなどをご覧ください。弊ブログ財政再建の先送りが問題になってきましたが、これってどうなんだろう? - 株式会社しめしめでも、考察しています。

 

 話をひろゆき氏の論破に戻しましょう。冒頭で議論にならないポイントで論破を主張し、国民がそれを受け入れたことに対して危惧を抱いたと書きました将来、財政難などで増税やデノミ、資産課税などを行うことになった場合、反対できる国民がどれくらいいるのでしょうか。(国債をチャラにするために?)戦争に巻き込まれる事になったときに、きちんと反対できるのでしょうか。冒頭の例のように、時代の空気感でなんとなく納得していると、大きなしっぺ返しを受けかねません。

 国(政府・行政)からの理由にならない理由を主張により、国民全体に負担を押し付けられることになるでしょう。その時国民は、ただ黙って受け入れることになるのでしょう。私も自分可愛さから、声を上げることはしません。

 

 では、どうすれば良いのか。私は答えを持っていません。個人が各々で、考えるしかありません。弊ブログ2021/12/10 これまでの情報提供のおさらい - 株式会社しめしめでは、第2次世界大戦後の日本経済史をざっくりと振り返りました。ヒントになるかもしれません。

 

 繰り返しますが、政策批判やイデオロギーの話ではありません。その時、経済がどう動くか、です。大きな潮目の時には、大きなチャンスがあるはずです。そのチャンスを活かすために、今、何ができるのかを考えましょう。

 

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。