株式会社しめしめ

日記や、経済時事ネタの評価をしています。

カジノ資本主義という考え方があるそうです

 6/25に、我が家の玄関前の植え込みにメジロが巣を作り、4羽のひなが元気よく鳴いていました。今朝、猫に食べられたのか、巣が破壊されていました。弱肉強食は厳しい世界ですね。

 

 ロシアの民間軍事会社ワグネル創設者プリゴジン氏がモスクワに向けて進軍したり、中国が愛国主義教育法を検討したり世界は激動中ですが、日本の新紙幣発行日のニュースは盛り上がりに欠けます。ディズニーランド入場料1万円越えの方が、ビックニュースです。

 

 昨日、月に一度参加している勉強会で、以下の政策金利を上げるプロセスを習いました。その際、9月まで電気代等の緩和措置があるのは選挙が関係しているのか、政策金利を上げると日銀が保有する国債が含み損を抱えるが見通しはあるのかなど、いろいろ質問したかったのですが、勉強会で生々しい質問はできないため諦めました。

 

長期金利コントロール(YCCコントロール)の緩和または撤廃

②マイナス金利政策の撤廃

③余剰資金(日銀預金)の吸収(日銀が国債を銀行に売って預金を吸い上げる)

政策金利の引き上げ(変動金利の上昇)

 

 昨日のニュースで、6月の日銀政策決定会合でイールドカーブコントロールを早期に見直すべきとの意見が出たと報道がありました。政策金利が上がると円安も落ち着くかもしれませんね。

 

 現在の経済状況について違和感を持っていますが、いい表現を見つけました。不勉強でした。カジノ資本主義です。

 1980年代から、投機的な国際金融取引が短期の利得を目指して、活発になったことを指して、英国の国際政治経済学者、S.ストレンジ命名した。国際資本移動が自由化されて、その取引規模が膨大になったこと、為替相場金利、金融資産価格が必ずしも実体経済を反映しない形で激しく変動するようになったことが背景にある。90年代は、欧州や東アジアの通貨危機を誘発したヘッジファンドや、デリバティブの理論を開発したノーベル経済学賞受賞者が経営に携わったLTCM(ロングターム・キャピタル・マネジメント)の経営破たんなど話題に事欠かなかった。金利為替相場の変動を利用して投機や利鞘(りざや)を狙った行為は資本主義に付き物であるが、近年はその取引範囲も及ぼす影響も、グローバル化してきた。98年10月のG7ではヘッジファンドの活動が、99年のケルン・サミットでは「オフショア金融センター」が、それぞれ監視の対象とされた. (石見徹 東京大学教授 / 2007年)

 

 私は、金利や投資が莫大な利益を生む仕組みについて、懐疑的です。持続可能とは思えません。が、「しめしめ」するためには最高の仕組みです。

 カジノ資本主義に対する私の勝手な解釈は、以下の通りです。

 

 グローバリゼーションによって金融取引が活発化した際、通貨発行額が増え続け、実際に作られた富をはるかに超えるレベルになってしまった。それは実態を持たないマネーとして、カジノでベットするように運用され、バブルを繰り返しながら増幅していった。

 世界各国で国債発行に頼る経済政策が繰り返され、コロナ禍をきっかけに弾けそうな状態に陥っている。

 

 今から弾けるバブルは、世界規模で大きな影響を与えるでしょう。最近では「信用収縮」と言われることも増えてきました。まさに千載一遇のチャンスです。YCCコントロールに関する報道には、細心の注意が必要です。

 一緒に頑張って「しめしめ」を目指しましょう。