株式会社しめしめ

日記や、経済時事ネタの評価をしています。

2022年6月16日に思ったこと。。。

FRBも2022年6月15日に0.75%の利上げ(公定歩合)を発表し、

6/16朝の時点ではアメリカ、日本ともに日経平均株価を上げています。
今の日本の上げは仕組まれたもので、経済が好転したと勘違いしてはいけません。

そもそもアメリカがインフレ加熱で公定歩合を上げるということは米国債が安くなるということで、
アメリカにマネーが還流する流れです。米国債はドルでしか買えないのでドル高・円安方向で、
最近の円安は「悪い円安」と言われ、日経平均株価が下がる方向にありました。

ということは、アメリカにマネーが還流する流れは継続するので、

円安、日本株安に良いことは想定されません。
が、株高に振れているということは、投機マネーが仕掛けているだけです。

一喜一憂する内容ではありません。

政府は円安について、何もするつもりはないようです。
昔、為替安定のために米国債を売りたいと言ったらアメリカに怒られた榊原元財務官も、
何もしないはずと言っています。立場上、財務省側の意見を代弁しているとみていいでしょう。

●1ドル140円台、150円近くも…急速な円安に『打つ手はあまりない』」24年ぶりに1ドル=135円台前半を記録した日にミスター円” 榊原英資・元財務官に聞いた
 https://news.yahoo.co.jp/articles/264d80a66bce1e31784fd212a2f5dbbc957d9336

アメリカは今年中にあと3回くらい、公定歩合を上げる予定です。2021年11月に、そう発表しました。
日本政府が現状を維持する以上、円安、株安の流れも変わらないでしょう。インフレも加速します。
黒田日銀総裁が退任する2023年4月以降、債券安も加わることでしょう。

エネルギー価格の高騰が続けば、役所は電力自由化の梯子をあっさりと外すかもしれません。
参院選後にされるであろう上げ改訂も、ヒリヒリします。

2024年に予定されている新紙幣発行で、何か仕掛けられないか心配です。
30年ぶりに訪れた激動の時代、楽しんで行きましょう!