正月休みも終わり、今日から仕事という方がほとんどだと思います。休み明けは何となく体が重く気が進みませんが、新年の始まりということで、明るく行きましょう!
せっかくの年始なので、明るい記事にしたいと思います。
近年、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)が叫ばれていますが、経済的な面で言えば近江商人の「三方良し:商売において売り手と買い手が満足するのは当然のこと、社会に貢献できてこそよい商売といえる」という考え方に近いと言われています。経営コンサル的に言えば、「ステークホルダー」を重視した経営と言ったところでしょうか。
かつて2022年6月20日(月)の出来事 で「お金はありがとう」、お金は現代社会に不可欠で便利な道具であると書きました。買ってくれてありがとう、売ってくれてありがとう、商品・サービスが巡り巡って社会も良くなり(≒税金)ありがとう、が理想的な経済活動です。
「そんなこと、言われなくても分かっているよ」と思われるでしょうが、「しめしめ」という観点でも、腑に落ちているでしょうか。
上記6/20のブログで、お金には2種類(実社会で使うお金・実態のないお金)がある、とも書きました。「3方良し」の考え方は、実社会で使うお金の面が強いです。日本のバブル期以降、金融資本主義やレバレッジをきかせた投資が幅を利かせ、株主偏重の経営がもてはやされてきました。その反省として、SDGs的な経営が提唱されたと言ってていいでしょう。
「しめしめ」的な考え方は、実体のないお金の面が強いです。「しめしめ」的な三方良しは「実体のないお金」での「三方良し」であり、投資・ビジネスなどでの「三方良し」になります。
分かりにくいので具体的な例で考えると、消費者は「いい人からモノを買いたい」という心理がヒントになります。ビジネスにおいて必ずしも「いい人」である必要はないかもしれませんが、いい人でなければ長続きすることは難しいでしょう。本心はどうであれいい人的に振る舞うことは社会人必須のスキルで、長続きすることが一番儲かります。
では、どうすれば「いい人」になれるか分からない場合は、お客様や業者さんなどの関係者に対し、相手のメリットを考えることが分かりやすいです。ビジネスは結局、「お金=利益」に換算されるので、自分の利益だけを最大化することに腐心せず、気持ちの良い取引ができるように考えましょう。
相手のメリットを考えると言っても、卑屈になる必要はありません。あくまでもビジネスライクに、3方良しを目指しましょう。私は大家業なので、入居者からのクレームや不具合報告は迅速に解決する、仲介してくれる不動産業者さんからの相談にはすぐ結論を出す、リフォームなどの見積もりをたたき過ぎない、などに気を付けています。
ちなみに先輩の評ですが、私は「悪い人ではない」そうです。私もまだまだ、修行が足りませんね。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。