株式会社しめしめ

日記や、経済時事ネタの評価をしています。

12月18日の勉強会について

 昨日から今日までの日程で開催された日銀の金融政策決定会合は、特段のサプライズもなく終了しました。これまでの大規模緩和を維持するそうなので、もうしばらく金利が低い状態が続き、借金をするには良さそうです。

 

 自民党のパーティ券キャッシュバック問題は疑獄級の展開となり、安倍派・二階派の派閥事務所に強制捜査が行われました。マイナカードやインボイスに比べてユルユルの政治資金規正法には、正直、うんざりです。日本の国際競争力ランキングアップは、もうしばらくなさそうな気がします。

 

 昨日は女性2人が参加し、定例の勉強会をしました。前半は参加者が気になった不動産の広告物件を持ち寄り、私がコメントする形式でした。まだ物件広告を見た量が少ないので、どうしてもアピールの上手い物件を選ぶ傾向がありました。また、自分が住みたい物件と、客付けがしやすい安定収入の物件との混同が見られたと思います。私のノウハウの伝え方が未熟なのだと痛感し、改善する余地があると思いました。頑張ります。

 後半は一人が所用で帰ったので、ビジネス構築の手法に関してフリートークしました。2022年6月20日のブログに書いた①決める練習、②いいものではなく喜ばれるモノ・サービスを提供する(お金はありがとう)を再確認し、PDCAなどの巷にあふれるビジネスモデルの図が知識レベルに止まり血肉になっていない状況を説明しました。マネジメントプロセスフロー図を見た時に、矢印がお金の流れ、あるいは矢印の上にお金が流れて見えなければ、まだ腑に落ちていないレベルであると話しました。

 

 思えば勉強会で1年半、同じことを話してきた気がします。でも、なかなか実感にまで落とし込めなかったのは、私の伝え方に改善点があるということです。改めて教職にある方の苦労が身に染みるとともに、凄いなと思います。不動産物件の見方とともに、もっと頑張ります。

 

 先述の「②いいものではなく喜ばれるモノ・サービスを提供する(お金はありがとう)を再確」の内容は、「産みの苦しみ」「0→1の難しさ」の面から説明しました。

 ビジネスを立ち上げる際、現代はインターネットで多くの情報を得ることができるので、先行事例を検索する重要性を話しました。先行事例がいろいろネットに上がっていると思われるので、複数の情報から成功のポイントを見出すことが必要になります。そのポイントを真似ることで、新規ビジネスが成功する確率が上がります。

 そこで、提供したいものではなく喜ばれるモノ・サービスを提供することが重要です。お金を払う人が何を求めているのか、オーバークオリティになっていないか、自己満足で商売していないか、確認しなくてはいけません。日本人が不得意な部分です。ここをクリアできれば、きっとブルーオーシャンが見つかることでしょう。

 

 明後日は先日の買い物の決済なので、明日から東京に行きます。この冬一番の寒さになるそうなので、風邪をひかないよう気を付けます。

 

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

世の中がせわしないです

 12/10に米エンジェルスの大谷翔平選手がドジャースと7億ドル(1015億円)もの契約金で移籍することを発表し、世界中を驚かせています。久しぶりに、とても明るいニュースです。関係ないけれど、日本人として誇らしく思います。

 

 世の中では明るいニュースよりも暗いニュースが多く、戦争や紛争の話題には事欠きません。中国軍の中将は、尖閣での戦争を否定しませんでした南シナ海では、フィリピンと中国のにらみ合いが続いています。

 

 中国の不況は既に疑問の余地はありませんが、アメリカも不況の入り口に立っている可能性があります。世界経済のけん引役がいなくなると、世界各国で経済が回らなくなり、大混乱が起こる可能性があります。日本周辺も含め、紛争地域が増えるかもしれません。最悪の場合、日本も紛争地域になりかねないことを、前述のニュースは示していると思います。我々は国内の不満を仮想敵国のせいにしてコントロール不能となり、戦争に突き進んだ例を、学校の歴史の授業で習ってきました。現在の日本も、例外ではありません。

 

 国内では、パーティ券(パー券問題)のキックバック問題が、大変な盛り上がりを見せています。自民党の安倍派と二階派で問題が顕在化し、どこまで広がるのか予想もつきません。この問題は、我々の生活を一変させる可能性を秘めていると思います。

 アベノミクスで現金がバラまかれたのは、このブログでこれまで何度も取り上げました。その安倍派が力を失えば、日銀の政策決定に影響を及ぼすかもしれません。つまり、引き締めです。日銀はバラまいた現金をいつかは回収しないといけませんが、回収するために公定歩合を上げます。公定歩合は10年国債を基準としているので、借入利息の増大と国債の下落(=利率UP)を引き起こします。

 日銀が思っている以上に国際価格が下落すると、国債過半数は日銀やGPIFが所有していますので、莫大な含み損になります。日本円の信用低下(=円安)も、あり得ます。今回のパー券問題はそのようなシナリオを想起させるものです。

 

 日本周辺もきな臭い、国内も問題含みで、このような世の中全体がせわしなくなると身動きが取れない、という方が大半だと思います。しかし、アンテナを高く掲げて情報収集・分析をしてきた人にとっては、千載一隅のチャンスでしょう。私も、いろいろ考えています。必ず上手くいくという保証はありませんが、勝負の時です。頑張ります。

 

 今からでも遅くはありません。アンテナを高く掲げ、このチャンスに「しめしめ」を目指しましょう!

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

最近ご無沙汰だったので日記です

 11月20日のブログを最後に、しばらくご無沙汰しておりました。世の中では自民党のパーティー券売り上げキックバックによる裏金疑惑が盛り上がり、減税は盛り下がっています。パレスチナの停戦も終了し、南部への侵攻が始まりました。インドネシアスマトラ島では火山が噴火し、天災・人災には事欠かない世の中です。

 

 11月20日(月)には、月一の勉強会をしました。今回は実践的な内容がいいとの事だったので、インターネットに掲載されている不動産物件の私の見方を、紹介しました。

 写真があると接道の状況や部屋の様子がある程度わかるので、問合せするかどうかの判断に役立ちます。住所があれば、路線価の確認もできます。住宅でスケルトンの雰囲気はおしゃれですが、断熱材が入っていない可能性がとても高いです。掃き出しが写っていると、天井高も予想できます。

 これらは一例ではありますが、多くの物件を見ていくことで自分なりのモノサシが出来上がります。そのモノサシを基準に自分の勝ちパターンを作ることができれば、不動産投資も夢ではないでしょう。モノサシが出来上がる前に投資してしまうと、最悪の場合にはカモネギにされてしまいます。自戒も含めて、気を付けましょう。

 

 初期のブログ「2022年6月20日(月)の出来事」で決める練習をすると勉強会で話していますが、今回も決める練習は大事であると、復習しました。金額が大きい不動産は、印鑑を押す段階になると、やっぱり怖気づいてしまいます。躊躇しているとチャンスをみすみす逃すことにもなりかねないので、大切なスキルです。

 

 前回の記事で東京で買い付けた物件について、先週の30日、無事に契約してきました。契約書(案)を精査するなど、久しぶりに目と頭を使いました。慣れてきたとはいえ、気が張っていたのか、終わるころには疲労困憊でした。

 12月21(木)には精算があるので、また東京に行かなくてはいけません。寒そうですが、頑張ります。

 

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

買い物をしました

 パレスチナの戦火はし烈さを増し、ウクライナの戦況は影が薄くなっています。イエメンの反政府武装組織フーシは、日本郵船が運航する船を拿捕したそうです。今後の展開が心配です。

 

 最近、潮目が変わったと書きましたが、円の価値が棄損しては困るので、買い物をしました。中央線沿線で手頃な物件があったので、11月16日(木)に模合をキャンセルして急遽東京に行き、17日に買付しました。1番手で扱ってもらえたので、今後、契約や精算に入ります。個人では短期で売りにくいため、法人名義にする予定です。

 仲介不動産屋さんは、金利が上がり気味になってきたため、売買がとても増えてきていると言っていました。今後も新規物件を狙っていくと思いますが、これからはローンが必要なため、より頑張らなくてはいけないです。頑張ります。

 

 最後に、いつものように気になった記事の抜粋を記載します。新Nisaでのキャピタルフライトも心配ですが、金融規制の緩和も怖いですね。

 とはいえ、ピンチはチャンスです!

「しめしめ」するようアンテナを高く掲げ、頑張っていきましょう!

 

1100兆円「日本国民の現預金」が外資の食い物に…「迷走メガネ」岸田首相が打った「ヒドい博打」(週刊現代) | マネー現代 | 講談社

ブラックロックが、いま「さらなる開拓先」として目をつけているのが、日本だ。経産省の官僚が明かす。

「ここ数年、ブラックロックは中国市場の開拓に心血を注いできた。ところが米中関係の悪化に伴い、中国大陸での活動にはいろんな制約が出てきました。そこで、目をつけたのが日本市場。香港に代わるアジアの新たな金融センターの候補として、日本での活動に本腰を入れ始めたのです」

いま、首相の顔は完全に彼ら外資系金融エリートのほうを向いている。フィンク氏との対話を参考に、首相は『日本に英語のみで行政対応が可能な行政特区を作る』『海外のエリート金融マンが日本で暮らしやすいように、教育や住環境の整備を進める』など、関係各省庁に矢継ぎ早に指示を出していきました」

「日本への投資を約束する代わりに、ブラックロックをはじめとする外資系金融企業は、日本の金融市場の門戸開放や制度改革を徐々に迫っていくでしょう。彼らに頼らざるを得ない岸田政権に断ることはできず、固く閉ざされていた重い扉を開けるしかない」

生き馬の目を抜く金融の世界に棲む彼らの狙いは「1100兆円」といわれる日本人の莫大な現預金だ。

「彼ら海外の投資機関は、日本企業に一定の投資をしながらも、金融規制が緩くなったところで、日本に眠る現預金をかき集め、アメリカや欧州の株価が値崩れしたところで欧米の株式を買うはずです。

つまり『われわれにおカネを預けてください』と呼びかけて日本から吸い上げたおカネで、海外の株や債券を買う。その結果、上がるのは海外企業の株価です。

しかも集めた日本円を売って海外に投資するので、そのぶん円安が進みます。

 

 

 

 

 

激動の時代の幕開けですね

 昨日から自宅のペンキを塗りなおす工事が始まるはずでしたが、職人不足で前の現場が終わらないとの事で、まだ未着手です。家での待機が長引き、大変です。

 

 最近はあまりいいニュースがないどころか、暗い内容のニュースばかりです。ウクライナ戦争はパレスチナ地上戦に株を奪われ、注目度は下がっています。そのパレスチナでは大変な被害が生じており、ニュース映像からは沖縄戦を思い出してしまいます。どちらも、早く停戦して欲しいものです。そのほかアフガニスタンバングラディッシュミャンマーやアフリカ諸国でも内戦が継続しています。平和って、難しいものですね。

  旧統一教会問題では、教団が100億円を供託する意向を示しているそうですが、財産隠しとの反発を招いています。元々は政治(自民党)と宗教の結びつきの問題だったはずですが、進展とともに変質してしまっています。ニュースに触れる際には、気を付けないといけません。

 

 コロナ対策のゼロゼロ融資、1兆円が回収不能・困難 検査院が指摘とのニュースがあります。コロナ禍で経営困難となった企業を救済することで雇用を守ることが目的だったので、仕方がないと思います。大切なのは、労働市場に放出された失業者のリスキリングを通して、稼げる産業を盛り上げることができるかどうかです。

 これはアベノミクス第3の矢「民間投資を喚起する成長戦略(成長産業や雇用の創出を目指し、各種規制緩和を行い、投資を誘引すること)」と同じで、世間では未達成との評価です。もっと遡れば、2003年に改正された労働者派遣法で、労働力の流動化を目的に派遣できる業態を拡大しました。20年も、同じことをしてきたのです。日本の国際競争力は、現在35位。今回、新たな産業を創出することで国として稼ぐことに失敗すれば、国民生活は大変なことになります

 私は2023年1月25日の記事「景気停滞の根本原因 - 株式会社しめしめ」で、「年次改革要望書」により日本の構造改革が要求され、派遣法改正や郵政改革等が実施されました。過去の記事にも書きましたが、当時のアメリカの貧富の格差拡大から、私は派遣法改正は日本もいずれ格差が拡大するだろうと予想しました。」と書きましたが、残念ながらその通りになっています。岸田首相は最近、増税分の還元を言い出しましたが、どれほどの効果があるのか心配です。

 

 日銀は10月31日の金融政策決定会合で、長期金利の上限を「1%をめど」まで引き上げました。それを受けて銀行では、預入金利を引き上げ、貸出金利も上昇する見込みです。住宅ローンを原因とした自己破産も増える予想です。2023年4月14日の「放蕩旦那の補足」で以下のように書きました。

 太平洋戦後の日本は、灰塵に帰した国土を復興しようと「欧米に追い付け・追い越せ」でがむしゃらに頑張ってきました。便利で豊かな生活を求め、加工貿易に心血を注ぎました。その中心は、第2次産業です。

 第2次産業は、労働力を必要とします。労働者向けの教育やマンモス団地などの住居建設、道路などの社会インフラ建設が行われました。その過程で、「大家族制 ⇒ 核家族化」となり、育児や看病、勉強など大家族が担っていた機能が、保育園や老人ホーム、塾などに取って代わられました。都市化です。

 核家族化には、内需という副産物もあります。大家族制では戸数に限りがありますが、核家族化すれば子供たちが独立するので、マイホームを持ちます。家や内装、家具、食器など、1戸で消費していたものがマイホーム分、多く生産されました。1980年第にアメリカから貿易摩擦の代償として「内需拡大アメリカ製品を買え」をごり押しされましたが、ずっと前から内需は拡大していたのです。

 中古住宅がたくさん売られ始める一方、社会的フォローがなければ行き詰った人があふれ、治安も悪化するでしょう。

 

 アンテナを高く掲げてきた人には大きなチャンスが訪れつつありますが、副作用も大きそうです。私は、激動の時代の幕開けだと感じています。

 最後に、国富を狙っている外国勢「しめしめ」に関する記事を添付しておきます。

 

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

1100兆円「日本国民の現預金」が外資の食い物に…「迷走メガネ」岸田首相が打った「ヒドい博打」(週刊現代) | マネー現代 | 講談社

「日本への投資を約束する代わりに、ブラックロックをはじめとする外資系金融企業は、日本の金融市場の門戸開放や制度改革を徐々に迫っていくでしょう。彼らに頼らざるを得ない岸田政権に断ることはできず、固く閉ざされていた重い扉を開けるしかない」

生き馬の目を抜く金融の世界に棲む彼らの狙いは「1100兆円」といわれる日本人の莫大な現預金だ。

彼らは岸田首相に「日本の市場をもっと開放していけば、日本経済はもっとよくなりますよ」とささやきながら、日本に眠る巨額の個人資産を、金融市場に引っ張り出そうとしている。

前出の磯山氏が解説する。

「彼ら海外の投資機関は、日本企業に一定の投資をしながらも、金融規制が緩くなったところで、日本に眠る現預金をかき集め、アメリカや欧州の株価が値崩れしたところで欧米の株式を買うはずです。

つまり『われわれにおカネを預けてください』と呼びかけて日本から吸い上げたおカネで、海外の株や債券を買う。その結果、上がるのは海外企業の株価です。

しかも集めた日本円を売って海外に投資するので、そのぶん円安が進みます。

とはいえ、彼らがやろうとしているのは、自分たちの賭けを最大化しようという投資会社としては当たり前のこと。ただ、岸田首相自身は『日本に投資をしてくれ』と言いながら、結局は日本マネーを海外に逃がしてしまうような危険な橋を渡っていることに気づいていないのではないか」