株式会社しめしめ

日記や、経済時事ネタの評価をしています。

風が吹きました

 確定申告が始まっていますが、私は1㎜も作業を開始していないので、段々と恐怖が押し寄せてきています。この時ばかりはテキトーで良いらしい政治家さま達が羨ましいです。

 

 先週から、日経平均株価がバブル後最高値を更新しそうだとニュースになっています。明るいニュースではありますが、トリプル安(株安・円安・債券安)を警戒していた私は、円安と緩和政策で下駄を履いた最高値が本当に株高と言えるのか、今後の評価・分析に注目したいと思います。

 

 今日の見出しで風が吹いたと書きましたが、それは「中国が住宅ローン基準金利0.25%下げ、予想より大幅 不動産市場下支え」というニュースが出たことについてです。どの国の経済がきっかけで世界経済が反転するのか注目してきましたが、どうも中国のようです。中国の不動産業界が怪しいとは記事にも書きましたし、最近のニュースでも盛んに取り上げられていたので説明を省きますが、中国経済のデフレ化は不可避なようです。中国経済失速を受けて、世界中の経済が停滞しかねません。重要なポイントです。

 中国経済の失速により日本の株価を押し上げていることがはっきりしだしていますが、この傾向はもうしばらく続きそうです。しかし、外資の逃げ足はとても速いので、手放しでは喜べません。日本株に投資している方は、気を付けてください。

 

 世界経済が失速しかねないのに株高になるという事は、円の価値が棄損しているかもしれないのです。円安という値段が一応ついていますが、円を刷りすぎて思っている以上に評価が低くなっているかもしれません。通貨の価値が低くなると、現物(株・金・不動産・石油・穀物など)の価値が上がります。庶民は最近、円安で生活が圧迫されるという経験をしていますが、その延長かどうかを見極めなければいけません。上場株式と国債の大半は、日銀やGPIFが保有しているという事も、忘れてはいけません。不必要に「希少価値」を生んでいる可能性もあります。

 

 最後に、経済が悪くなると国民の不満を外に求め、戦争や紛争につながる可能性が高くなります。沖縄本島でも基地増強の新たな動きがあり、台湾有事を想定した避難計画も着々と進んでいます。忘れてはならないポイントです。

 

 円の評価や株高などはすぐに結論が出るテーマではないので、よりよい情報を集め、分析しましょう。このような時には、チャンスがたくさん出てきます。「しめしめ」するために、頑張って行きましょう!

 

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。