株式会社しめしめ

日記や、経済時事ネタの評価をしています。

2025年 明けましておめでとうございます

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 

 昨年の正月は能登半島地震に始まり、この1年どうなってしまうのか心配になりましたが、今年は何となく平穏無事に始まったような気がします。そして長かった9連休も、あっと言う間に最終日です。休み期間の時間は、本当に早く過ぎていきます。

 

 能登半島と言えば、未だに復旧のメドが立たない所が多いようです。山奥の一本道しかない所が多いからのようで、将来、復旧すべき地域の選別につながるような気がします。現在の国力から言えば、仕方のない事のような気がしますが、福島第一原発事故の関心が急速に薄れたように、日本人には他人の災害や被害にあまり関心を示さない国民性があるのかもしれません。

 

 正月が過ぎて早々、これまで懸念していたUSスチール買収問題について、バイデン大統領による買収阻止が決定されました。最悪の場合、日本製鉄は5億6500万ドル(約890億円)の違約金USスチールに支払わないといけないそうで、世界的にも対米投資に慎重にならざるを得なくなるでしょう。

 

 トランプ大統領が再就任後に、関税を引き上げる見込みです。保護主義的な政策は国民に負担を強いる(インフレ)ことが言われていますが、USスチール問題と合わせて経済を停滞させる大きな要因になると思います。移民を送り返す政策は、安い労働力という意味で、ある程度の所でやめるんだろうと思います。

 

 またトランプ氏は円安を敵視する立場なので、日本の公定歩合を上げて(利上げ)、円高に振れると思います。そうなると国債利払いも大変ですが、国民の借金に対する利払いも増え、ゾンビ企業の倒産や自己破産も増えそうです。その時に日本政府は、財政問題を理由に、補助金や経済対策を減らす方向に舵を切るでしょう。日常生活に及ぼす影響は、大きそうです。

 

 円安は、国内投資(工場が戻るなど)を呼び込むのでしょうか?

 私は人口が減る中、難しいと思います。熊本にTSMC半導体工場が作られましたが、それ以降の話は聞きません。労働力はある程度確保できても、生産に関する専門的な知識を持つ人材の確保が難しいような気がします。大学を出ても派遣社員をする人も多い中、優秀なのにスキルアップの機会を失ってしまった人材が多いと思います。

 

 2025年、私は、ゾンビ企業の淘汰が進み、国内投資も乏しく、アメリカを始め世界中でブロック経済化が進み、国民の生活は厳しくなると予想(外れても責任は取れません)します。地方の仕事が先細る中、大都市や中核都市への人口の集中は進み、インフラの更新も滞るかもしれません。

 結果的に、ビジネスは大都市の方がやりやすいという今の流れは、加速するでしょう。

 

 いつものように暗い未来を予想しましたが、裏を返せば大都市には多くのチャンスが生まれる、という事です。

 まさにピンチはチャンス! アンテナを高く掲げ、「しめしめ」を目指しましょう!

 

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。