株式会社しめしめ

日記や、経済時事ネタの評価をしています。

2020/3/17 終わりが始まりました...

コロナ禍に対し、世界各国が財政出動で予想を覆しました。

2年後の今、輪をかけて厳しい経済状況になってしまいました。

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2月25日の情報提供で「新型コロナ」を見て「車か?」と突っ込み、反感を買った宮里です。
今朝、NYダウが約2,997ドルも暴落し、引き返せないところまで来ました。

コロナ騒動による実態経済の停滞が、現在の金融経済(お金にレバレッジをかけて何倍にも膨らませる)の暗部を炙り出した格好です。コロナ騒動が収まっても、もう戻ることはないでしょう。

短期的にはバブル崩壊の時に経験した「株、国債、通貨のトリプル安」になりそうですが、通貨は世界規模で刷りすぎたため全体的に下がり、数字では分からないかもしれません。分かる国は、スタグフレーション(インフレと同時にデフレ=経済が一気に収縮)になるかもです。

・米景気後退に現実味 ギグワーカー5700万人を救えるか
 https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00119/031600006/?P=1

これまでお伝えしました通り、「CLO(ローン担保証券)」がこれからの不況を深刻なものにするでしょう。
具体的には、2つのルートが考えられます。それぞれ別のものなので並行して進み、個人的には、早ければ半年以内に現実化すると思っています。

①追加緩和策(国債刷りまくり) → 返せるのか将来を不安視(効果なし) → デフォルト(踏み倒し)
 → 国債が紙切れ → 国債を買っていた銀行・証券会社・保険会社が倒産・再編 → 貸しはがし

②経済対策効果なし → 弱い中小企業から連鎖倒産 → CLOがデフォルト → CLOを買っていた銀行・証券会社・保険会社が倒産・再編 → 貸しはがし

この①②のプロセスの途中では、国債価格が落ち(利率UP)、借金の利息がUP(仕組みとして国債価格に連動)し、ゾンビ企業一気に倒産します。
世の中は生活するのに精いっぱい、今以上にサービス(旅行、外食、飲み会等)を消費している場合ではなくなります。リーマンショック直後のようです。

すると産業用の消費電力も落ち込み、国民は少しでも安い電気を探し始め、電力業界も厳しい荒波と無関係ではいられません。

我々個人的ができる対策として、とりあえず1000万円以上の預貯金の保全が必要です。

・万が一金融機関が破綻した時
 https://www.dic.go.jp/yokinsha/page_000134.html

その先は、戦争経済に移行しないことを祈るばかりです。
サウジアラビアとロシアの石油増産が中東を不安定にしたので、アメリカも含めてこれからやばそうです。