株式会社しめしめ

日記や、経済時事ネタの評価をしています。

2021/10/12 終わりが始まりました...の続き

去年の3月、標題の情報提供を行いましたが、外れまくってしまいました。
理由は、各国が一斉に金融緩和(お札大放出)して株価や家計を救済したことですが、その影響が出てきたようです。

●東京株、8日続落 12年ぶり、円・国債も下落
 https://news.yahoo.co.jp/articles/a27caf112060636e5615dd77b04a2d1136a0e1d9

思い起こせば1年前、景気悪化の入口を金融政策でどうにかしてしまった各国には、驚嘆しかありません。
この勢いのままソフトランディングしてくれればいいのですが、中国の不動産問題や台湾海峡の緊張などで、何とも不安なニュースに事欠きません。
とは言え、外しまくっている現状、解釈は控えておきます。

順調にいけば来月末には、電力自由化の経過措置解除の可否が判断されますが、もし景気が悪くなった場合、また旧一電に何らかの負担を強いるために、経過措置解除を見送る可能性も大いにあると思います。

〇〇も経過措置解除の前に、
ライセンス毎のマネジメント(製品(レベル)・顧客・資源等の再定義)をすればいいのに、と思う今日この頃です。



--------------2020/3/27-----------------------------
2月25日の情報提供で「新型コロナ」を見て「車か?」と突っ込み、反感を買った宮里です。
今朝、NYダウが約2,997ドルも暴落し、引き返せないところまで来ました。

コロナ騒動による実態経済の停滞が、現在の金融経済(お金にレバレッジをかけて何倍にも膨らませる)の暗部を炙り出した格好です。コロナ騒動が収まっても、もう戻ることはないでしょう。

短期的にはバブル崩壊の時に経験した「株、国債、通貨のトリプル安」になりそうですが、通貨は世界規模で刷りすぎたため全体的に下がり、数字では分からないかもしれません。分かる国は、スタグフレーション(インフレと同時にデフレ=経済が一気に収縮)になるかもです。

・米景気後退に現実味 ギグワーカー5700万人を救えるか
 https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00119/031600006/?P=1

これまでお伝えしました通り、「CLO(ローン担保証券)」がこれからの不況を深刻なものにするでしょう。
具体的には、2つのルートが考えられます。それぞれ別のものなので並行して進み、個人的には、早ければ半年以内に現実化すると思っています。

①追加緩和策(国債刷りまくり) → 返せるのか将来を不安視(効果なし) → デフォルト(踏み倒し)
 → 国債が紙切れ → 国債を買っていた銀行・証券会社・保険会社が倒産・再編 → 貸しはがし

②経済対策効果なし → 弱い中小企業から連鎖倒産 → CLOがデフォルト → CLOを買っていた銀行・証券会社・保険会社が倒産・再編 → 貸しはがし

この①②のプロセスの途中では、国債価格が落ち(利率UP)、借金の利息がUP(仕組みとして国債価格に連動)し、ゾンビ企業一気に倒産します。
世の中は生活するのに精いっぱい、今以上にサービス(旅行、外食、飲み会等)を消費している場合ではなくなります。リーマンショック直後のようです。

すると産業用の消費電力も落ち込み、国民は少しでも安い電気を探し始め、電力業界も厳しい荒波と無関係ではいられません。

我々個人的ができる対策として、とりあえず1000万円以上の預貯金の保全が必要です。

・万が一金融機関が破綻した時
 https://www.dic.go.jp/yokinsha/page_000134.html

その先は、戦争経済に移行しないことを祈るばかりです。
サウジアラビアとロシアの石油増産が中東を不安定にしたので、アメリカも含めてこれからやばそうです。